織部とは何者か?展

展示を見ても正直「何者か?」はよくわかりませんでした。

とりあえずわかったのは、

  • 元々武将だった
  • 千利休の後を継いだ

といったことくらい。

利休が侘びに趣を見出したのと対局的に、織部の魅力はとにかく「わかりやすい」。形の大胆さ、刻み込まれた意匠のユニークさ、違う色の土を合わせて一つの器を作り出す斬新な発想。それは、武士が力を持ち、天下をほしいままにする慶長時代の空気を吸って咲いた徒花のようです。

織部の器はなにが面白いかを言葉にしやすい。それが、武人が顔を合わせて話をする茶室という当時の社交場で絶好の話題を提供したことは想像にかたくありません。以前大河ドラマ「黒田官兵衛」で秀吉が千利休の拵えた竹を切っただけの花器に激怒していましたが、そんなものが茶の湯の席にあっても話の接ぎ穂に困るというものです。

織部は「プロデューサー」とか「PR」とか、なんか華やかっぽいけどイマイチ具体的に何やってるのかイメージしづらい、でもなくてはならない職業の草分けなのかも。