kindleかったよ

iPad発売を目前にして、少なくとも日本では旗色悪げだったキンドルですが、読書に特化された機能に惹かれてぽちっとしちゃいましたよ。わーわー。で、今日届きました。 まずはディスプレイ画面の綺麗さにびっくり。スリープ状態でパッケージしてあったのですが、紙が貼ってあったのかと思ったくらい。スイッチを入れると既に私の名前でログインされてます。ちょっと怖いけど、これはラクチン。 iPhoneに慣れた身としては、ついディスプレイ画面に触りたくなりますが、操作はすべてボタンでします。最初は戸惑いましたが、慣れるとサクサク。ファミコンでいうとこの(例えが古いよ)十字キーにあたる、5way buttonと、字のサイズや縦横を変える”Aa”ボタン(Deluxでは縦横はオートで切り替わるらしい)、next/ prev page, home buttonとmenu , back buttonで大体すべての操作を行います。キーボードもあって、なんか打てば自動的に検索ウィンドウに入力されます。 大きさ比較。DVDケースとほぼ同じです。 勝手にwi-fi接続とか3G接続とかしてくれてるので、あっちゅうまに本や雑誌がダウンロードできました。あまりにプロセスが簡単なのでうっかりお金を使いすぎそうだけど。早速(無料だった)Alice in Wonderlandと、Time誌を購入。あと毎日新聞を一日分購入。雑誌や新聞は、一号だけか、継続購入かを選べます。継続購入の方が割得で、最初の一ヶ月はフリーという特典付き。 あとvocaloidていうのかな、機械が文章を読み上げてくれるんだけど、かなり滑らかでびっくり。最初録音かと思った。男性と女性を選択できますが、どちらも萌え要素はなく、おちついた中年のカンジの声です。 カーソルを単語に合わせると自動でOxford Dictionaryが起動します。本全体を単語検索することもできるし、すごい便利。まだ使ってないけど、メモとか栞機能もあるので、英語を勉強したい人や、論文を書くための資料を読む人には最強のツールだと思います。 私が個人的になにより気に入ったのは、ディスプレイの質感を始めとした、デバイスの”モノ感”です。なんつかね、機械っぽくない。過度にぎゅいぎゅいしてなくて、とても肌なじみが良いのです。一つのボタンに一つの機能、というのも一周して新鮮。猫とこたつに入りながら読んでも違和感ないですよ。ミカンは汁が飛ぶからやめたほうがいいかもですけどね。 陳腐な言い方ですけど魔法の紙、というかんじ。某デバイスのサイバー感とかフューチャリスティックな感じが生理的につらい人にも、これは受け入れられるんじゃないでしょうか。 半日使ってみて良い点・残念な点 良い点 ・ディスプレイの質感がすばらしい。確かに目にも良さそう。 ・グレースケールの階調表現もなかなか優秀。 ・薄い・軽い。 ・各ボタンの役割が明確なので、すぐ慣れるし、慣れると楽。 ・常にオンラインなのでどこでもサクサクダウンロードできる。 ・接続の費用とか、契約とかが必要ない。 ・洋書を書店やAmazonで買うより安くて早い。 ・辞書とか音読機能がついてる。 ・全体のモノ感。 残念な点 ・本の揃いがいまいち。(読みたかったJon Ronsonの本がなーい!(涙)) ・日本語の本がない。(今後どうなるのかねえ。。。?) ・カラーじゃない。(個人的にはどうでもいいです) ・ページ切り替えの瞬間がすごく汚い。(これはこれで味なんだろうけど、目には悪そうだよ) ・人によってはボタンの操作がうざいかも。 ・人によってはダサいと感じるかも。 ・うっかりお金つかいすぎるかも。 ・読書用デバイスなので、メール打ったり、音楽聞いたり、ネット閲覧したりとかはできません。 (後記:間違いです。すみません。Experimentというメニューから、上の二つの機能へ行けます。が、名前の通りかなり未熟な、開発中の機能です。というか今日AmazonでMP3がDLできると知ってびびった。曲のラインアップが「?」なかんじだったけど。がんばれー) ・ケースがない。このシンプルさが素敵だけど、別売りのケースが微妙にダサく、第三者が発売しているやつは高い上に保護性とか安定性に不安があるのでしばらくは本に挿んで持ち運ぶという意味不明の行動に出ることになりそう。