おとなもこどもも考える ここはだれの場所?

「おとなもこどもも考える ここは誰の場所?」展に行ってきました。

出展作家の一人、ヨーガン・レール氏はMOTの近くにオフィス兼ショップを構えていますが、最近不幸にも事故で亡くなったとのこと。一年の多くを過ごしていた石垣島に漂着するゴミにこころ痛めていた彼が、そのゴミで作ったランプシェードたち。リサイクルとかアップサイクルなんてもう聞き飽きた言葉ですが、出来上がったものの繊細なうつくしさにはっとさせられます。ごみをいろごとに分けて(その山々もすでに美しい)再構築していくプロセスに求められるであろう手間と集中力をおもうと、勝手にリサイクルと言う言葉に手垢をつけてわかったつもりになっていた自分を恥じる気持ちになります。

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会田誠氏は家族での参加。「檄文」は展示する・しないで美術館側と揉めていたので、どんな内容なのか興味を持って読んだのですが、かつて子供だった人・子を持つ親であれば普通に共感できるのではないかという内容でした。この後ショップで買った「かりこりせんとや生まれけむ」を読み、なかなか大変な思いをしながら子育てをされている様子も伝わってきました。でも寅次郎くんの作品面白かったし、将来大物になりそうな予感。