微笑みトランジスタ
日本未来科学館のメディアラボに友達をむりやり誘って行ってきました。
楽しいとこなんですけどねえ、ついおっくうになってしまう立地と交通費です。
さて今メディアラボに展示されているのは「微笑みトランジスタ」というタイトルの作品群。クワクボリョウタ氏というメディアアーティストの作品です。
メインの「シ’|フ’|ン」と「ニコダマ」の実演は残念ながら終わってしまってましたが、実際に使っている様子のデモは見れました。
いちばん好きだったのは「ヴォモーダ」というテレビ電話です。64bitくらいの荒いピクセル画でテレビ画面に表情が現れます。話の内容に関係なく、いつでもにこにこしてるのがポイント。そして電話機自体のデザインも60sぽくてすごくかわいいのです。この電話が内線だったら、すごく社内の人間関係がスムースに行きそうな気がします。経理室からの呼び出しだってへっちゃら!です。多分。
電話のコミュニケーションて、メール全盛のいまや割と丁寧というか、人間度の高いツールと思ってしまいます。でも、対面と比べて情報が制限されている分、なんかコワいですよね。初めての人への電話とか、対面より緊張してしまいます。でもこの「ヴォモーダ」はその未知の領域を一方的にポジティブな情報で埋めてしまうというところがすごく画期的です。
他の作品を見てみても、クワクボ氏の作品は「生活になくても死なないけど、あるとすごくいい!」というものばかりでした。
コミュニケーションの間というか、「ことばで伝えきれないもの」を補填するのがデジタルメディアだなんて、なんだか素敵な発想です。
そういえば、谷崎潤一郎もエッセイでしっぽが欲しいと書いてました。和装の谷崎がしかめっつらで「シ’|フ’|ン」をつけて歩いてるところを想像するとかなりシュールです。
