田舎医者

おとといずっと観たかった映画をみにいきました。
「カフカ 田舎医者」という山村浩二のアニメーションです。私ははじめて山村浩二の作品を観たのですが、物が動いたり(=animate)、形を変えたりするというアニメーションの根源的な喜びを感じさせられました。

最近のアニメーションはCGをガンガン使ったリアルなものが多いですよね。例えば『スキャナー・ダークリー』とか、『鉄コン筋クリート』でさえ、1つのトーンというか、表現手段としてアニメが採用された感じがします。監督にとって、実写と並列にアニメという選択肢がある、というか。

そういった映画とは一線を画して、例えばノートや教科書の隅に絵を描いて、ぱらぱら漫画を作ったときの意外なくらいの感動の延長線上に、山村アニメはあるように思いました。作者がアニメを作るのが好きで好きで溜まらないに違いないと思わせる、実写やCGでは出し得ないようなキャラクター達の動きを見ていると、それだけで幸せな気持ちになれます。