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ラブドール繋がりで、「空気人形」に似てるのかな?と思いながら観ました。似てるところもあり、そうでないところもあり。

似てるのは、ラブドール(一般的な呼び方がわからないので、とりあえずこの名前で通します。)を通して、人のありかたの矛盾とか、おかしさが描かれているところ。
でもこの映画では最後までラブドールは動き出すことはありません。変化するのは、町の人のラースとその彼女に対する接し方と、ラース自身です。

最初はラースにつきあってあげてる町の人は忍耐づよくて優しいな、なんて思いながら観てましたが、だんだん、ラブドールの存在が人々にとって本当に大切なものになっていく様子に感心します。

アメリカ映画らしく、なぜラースが彼女を必要としたのかも説明されていますが煩いほどではなく。ほんわか観れる映画です。

2010年1月 5日 21:28 | コメント(0) | トラックバック(0)|



resfestで観て以来大好きなpanique au villageがなんと映画に!!しかもカンヌに出品してるし!

が、予告編を観た限りでは短編の破壊力とか、荒唐無稽さがすこし減ってる気がしました。

映画になるとつまんなくなるTV番組とかあるので、ちょっとやきもきしつつ、日本で公開されたら多分見に行きます。
ちなみにResfestで観たのはコチラ↓


2009年10月30日 01:26 | コメント(0) | トラックバック(0)|





夏も終わったのに、サマーウォーズ。

人に誘っていただけると、普段自分では見ないテイストのものが観れるので見識が広まるというか、楽しいです。


観終わった感想は、、
以前に、橋本治氏が「タイタニック」ヒットの理由を分析してたのを思い出しました。女性にとって「ありえたかもしれない青春」を体験できる映画とかそんなだったような。
この映画はターゲットオーディエンスを男性にして、「ありえた青春」を描いているのではないかなと。主人公のキャラクターがヒーロー然としてないところとか(でも言うべきことを言える勇気を持っている)、実在すんの?的な日本の旧家がでてくるところとか、肉体的な暴力がバーチャルの世界のみで行われているところとか。感情移入しやすいように周到に計算された映画だと見るのはいぢわるでしょうか。

個人的には侘助が好き。自分が何か社会に認められることで、身近な人に受けいられようとする屈託がいとしいです。

おばあちゃんの声を担当された富司純子さんは「空気人形」にも出てて、まったく違う役柄なのにどちらもぴったりで、素晴らしい女優さんだとおもいました。

2009年10月27日 22:56 | コメント(0) | トラックバック(0)|


kukiningyo.jpg

先週「空気人形」を観ました。是枝監督の作品はとても好きです。
劇場に入りながら、誘った友達(女性)が、「私この映画の下調べとかしないで来ちゃったんだけどどんなストーリーの映画なの?」と。
えーと。多分適切でない説明をしてしまったかと。あーゆーのの一番一般的な呼び方って何?「空気人形」でいいの?と、何かに対して半ギレ。

さて映画は期待を裏切らず、というかいいほうに裏切り、心うたれたり、おどろいたり、くすくす笑ったりの2時間でした。
挿入されている詩があまりにぴったりで、切なくて涙が。サイトにも全文が載ってます。
サイトの監督のインタビューを読むと、「人になろうとする人形」と「人形みたいに空虚な人」の対比を結構意識して構造化していたようなのですが、あざとさはなく、というかむしろ言われて気づいたりしてました。

話は切なくてシビアなのに、映像の美しさとペ・ドゥナのかわいさ、人がかいま見せる優しさや滑稽さに救われる感じの映画です。
原作はどんなかんじなのかなあ。

「私もあるときそれと知らずに誰かの虻でいれたのだろうか?」なんてしんみりしてしまう今日この頃です。


2009年10月18日 22:44 | コメント(0) | トラックバック(0)|


bankjob.jpg実話を元にした、銀行強盗の話。まあかなり脚色されてると思いますが。
軽妙なテンポでストーリーはすすみます。見せしめにあっさり仲間が殺されてしまうかんじのそっけなさが、よりリアルな感じ。
Jason Stathamのやくどころがおいしすぎですが、ハマってます。
ヘビーすぎず、かなり好みの映画でした。
あと、娼館の女の子たちがすごいカワイイ。


2009年8月19日 15:00 | コメント(0) | トラックバック(0)|


taxdermia.jpg
なんかすごく面白そうな映画のトレーラーをみつけました。

こういうシュールな寓話っぽい話はすごくツボなのです。

が、残念ながら東京での公開はとっくに終わっているよう。
DVD買うときは、一度観て気に入ったもの、と決めているのですが、amazonで即買いしようか思案中。

Found this trailer when I was drifting around.

Looks very, very interesting. Love the visual, and (presumably) cynical story line. 
Unfortunately it is not on screen in Tokyo any longer. wondering whether I should buy it on Amazon, although it goes against my little policy of buying DVDs after watching the film,,,

2009年8月 5日 23:55 | コメント(0) | トラックバック(0)|


alice.jpgティム・バートン版の不思議の国のアリスのトレーラーがついに公開されました。

アリスの世界観をここまで実写で表現できるなんて、やはりティム・バートンは天才ですね。ヘレナ・ボナム・カーターの額のふくれっぷりが最高です。

ふたごを一人二役で演じるのはLittle Britain でおなじみのイギリスのコメディアン マット・ルーカス。
アニメを見慣れた目には意外なキャスティングでしたが、こういうキャラクターいそう!というかんじで、 すごくはまってます。


Tim Burton's Alice in Wonderland's trailer is finally out.
Who else could express such an extravagant and crazy world in live action (well, and a lot of CG)? Genius casing for the twins, played by Matt Lucas. Can't wait to see them moving.


2009年7月31日 18:27 | コメント(0) | トラックバック(0)|

synecdoche.jpg
天才脚本家チャーリー・カウフマンの初監督作品。アメリカではもうDVD化されているんですね。
サイトのデザインも繊細だし、音楽もおされだし、早く日本で封切りされるといいなあ。

2009年5月30日 14:24 | コメント(0) | トラックバック(0)|

secrets.jpg
「秘密と嘘」という映画を観ました。
もう絶版になっているらしく、国会図書館まで行ってきました。インフルに敏感に反応していて、職員のかたはみんなマスク着用で、随所に消毒液が置いてありました。でも私の隣に座ってた人がすごい咳をしてたので、多分イミなし。

さて映画ですが、自分の過去を娘に秘密にしてきた女性と、その家族の話。この女性というのが、なんというか絵に描いたようなワーキングクラスの人のよいおばちゃんなのです。

彼女は自分が抱えてきた秘密の重さに耐えられなくなって、最悪のタイミングでそれを吐露してしまいます。本能的というか、空気を読まないというか、けっこうイライラさせられるのですが、結局彼女の心の温かさとか、あけっぴろげな正直さが、「ま、いいか」と思わせるのです。まじめな人が馬鹿みたいじゃないか!という反論もありそうですが、それさえも彼女の(ややエゴイスティックな)愛は包んでしまいます。

おばちゃんパワーは強し、ですね。

最近家族ものの映画「レイチェルの結婚」を観たので、ついアメリカとイギリスの比較をしてしまいます。

イギリスの映画というのは、結構「お約束」が好きですよね。いろいろあって大変だったけど、みんないい人で、よい結末を迎える的な。ノッティングヒルの恋人なんかいい例です。
けっこうそういうベタさが私は好きですが、ひねくれたユーモアのセンスを持った彼らが、こと映画に関しては「正しい物語」を熱く支持するのが不思議でもあり、おもしろくもあります。

I have been recommended to watch this film titled "Secrets and Lies", which was impossible to locate. After a few bumps into porno films and  a similar titled book written by Chomsky, I finally managed to watch it in National Library, on LD (!).

 The film was more typically British than I was expecting. By "typical British", I mean "we all have issues and faults but we go over obstacles and learn to accept each other and things turn wonderfully good for everyone" type of movie. Such as "Noting Hill" , "Bend it like Beckham" , and "Full Monty". It is almost hard to believe the actors were asked to improvise on each scene for this film. (Apparently, that's Mr. Mile Lee's method) It seems like as if they are saying just what they were to say. The story goes into the so convenient for each character and the story itself to wrap up. I don't mean it in a bad way. I actually really like this kind of "everyone becomes happy in the end" type of film. 
It is just rather curious that it comes out of the mind of people who, I think, on the other hand have a really mean twisted sense of humor.
  
 

2009年5月26日 23:31 | コメント(0) | トラックバック(0)|


penelope.jpg

「現代の寓話」という表現がしっくりきそうな、呪われた豚の鼻を持って生まれてしまった良家の女の子のお話です。でもひとひねり加えてあるのは、呪いを解く方法が王子様のキスとか愛ではなくて、女の子がありのままの自分を受け入れる、と宣言すること、という点。
おとぎ話の王道パターンのような受け身のお姫様ではないのですね。さすがウィザースプーン制作作品。

クリスティーナ・リッチー扮する女の子の部屋とか、衣裳もすごく細かいところまで作り込まれていて、かわいいのです。特に赤の使われ方が印象的。
どこの町とは言及されてませんが、ロケはロンドンで行われたようで、スピタルフィールドマーケット付近とか、ノッティングヒルとか、みてると懐かしくなります。


2008年11月17日 14:47 | コメント(0) | トラックバック(0)|


thefall.jpg
をやっと観ました。

映像の美しさ、ストーリー共に素晴らしい映画でした。
男が少女に語る物語が、そのものの力を持って現実を変えていくというコンセプトが、力強く伝わってきます。
それを彩る魅力的な人物と、なによりも隙なく繰り広げられる幻想的な映像!
観て心から幸せになれる映画でした。

ちなみに銀座シネパトスというところで観たのですが、床屋さんがあったり、食堂があったりとなかなか渋いスポットでした。

2008年11月14日 15:27 | コメント(0) | トラックバック(0)|


pans.jpg

久しぶりに、すごく好きな映画に出会いました。
どこが好きかというと、うーん、

1. ビジュアルが美しい
2. おとぎ話と現実のリンクが秀逸
3. 話の収束をおとぎ話でごまかしていない

といったかんじでしょうか。

内戦中のスペインで、残忍な「まま父」を忌み恐れる主人公は、自分が地底の王国の王女であると知らされます。王女の資質が彼女に残っているかを試す試練を受けていく彼女ですが、その間に妊娠中の母親の容態が悪化していきます。

現実世界と主人公が体験するおとぎ話の世界は「鍵」や「時間をはかるもの」といった小道具を媒介にしてリンクしていますが、最終的におとぎの世界は、おそらく彼女の脳内にしか存在しなかった、と思われる見せ方をしています。

そもそもおとぎ話というのは、世界の残虐さやシビアさをどこかで反映しているし、同時に日々の日常生活からの精神の逃亡先の役目も担っているとおもうのですが、そういう原始的な意味合いでのおとぎ話のありかたを鮮やかに描いています。

ジャンル的にギリアム監督のグリム兄弟に比較されそうですが、こちらのほうがより深いレイヤーで物語がすすんでいるように思います。救いのない現実が、寓話の残酷さと美しさを皮肉にも育んでいるのではないでしょうか。

2008年10月14日 16:24 | コメント(0) | トラックバック(0)|


thecell.jpg

ターセム・シン監督の映画。
コスチュームとか舞台美術がすばらしくて、映像は大変美しいのですが、スリラーとしては喰い足りないかも。被害者が監禁されている場所がわかるまでもうひとひねり欲しかったかんじです。
the Fall公開はじまりましたね。みにいかなくちゃ。

2008年9月 8日 15:22 | コメント(0) | トラックバック(0)|


shisya.jpg
ずっと観たかった人形アニメのDVDを誕生日プレゼントにもらいました。わーい。
原作を読もうとして、難しすぎてギブアップしてました。
DVDも、けっこう難しいかも、、、時代背景がわかってないと、理解できない部分が多いように思います。生まれ変わっても人を想い続けるという設定の、ロマンティックな要素よりも、業の悲しさに焦点があたっていたような。やはり日本人の感性なのでしょうか。そこに仏教がからんでくるあたりがいまいち理解できませんでした。
でも人形の動きはやはり素晴らしかったです。主人公の「いらつめ」が踊るところの衣服の動きとか。
キレイにまとめすぎないで、質感や人間味を残しているところが日本の人形アニメらしいと感じました。
もういっかいじっくり観ようとおもいます。

2008年9月 8日 15:10 | コメント(0) | トラックバック(0)|

tokyo.jpg
会社を早々に抜け出して映画を観に行きました。

3人の監督が東京をテーマに撮っています。全体を通して感じたのは、すごく自由に(或は勝手に)表現してるなあと。東京で撮影されていながら、「東京」というそれぞれの監督がイメージした架空の都市のようです。トウキョウは色々なイマジネーションを喚起してくれる、白いキャンバスのような存在なのかも。日本の監督がパリやNY,ロンドンを舞台に同じ芸当ができるかというと、うーん、難しそうです。
以下はそれぞれの作品の感想。

・インテリアデザイン
ゴンドリー節爆発。彼が撮ると色とか景色がバタ臭くなるのが凄いですね。かわいくてシュール。

・メルド
ちょっと厳しかったです、、、色遣いとか、トーンとかは割と好きなのですが。余りにイメージに寄り過ぎているところが引っかかったのかもしれません。

・シェイキング
このなかで一番好きな作品でした。そして一番日本人受けしそう。リアルなかんじと、シュールなかんじの境界線がゆらゆらしてここちよいです。蒼井優かわいい。

2008年8月28日 16:51 | コメント(0) | トラックバック(0)|


aruitemo.jpg穏やかな家族なのに、よくみると悲しみがあったり、意地のはりあいがあったり。
樹木希林さん演じるおばあちゃんのしなやかさとしたたかさに自分の祖母を思い出してしまいましたが、そんなふうに誰もがすっと感情移入できる映画なのでしょう。
おじいちゃん役の原田芳雄さんの名前が気になって調べたら、ツィゴイネルワイゼンに出ていたかっこいい人だったんですね。びっくりです。

2008年6月30日 10:52 | コメント(0) | トラックバック(0)|


inochi.jpg食べ物がどのように生産されているのかを追ったドキュメンタリー。
批判も、擁護もせず、ただ画面は淡々とオートメーション化された食の現場を映していきます。
私たちが毎日口にするものへの無知さに驚くと共に、大量生産の為にコンベヤーで運ばれるヒヨコたちを見ると、滑稽なような、悲しいような気持ちになります。

2008年6月18日 11:02 | コメント(0) | トラックバック(0)|


inakaisya.jpgおとといずっと観たかった映画をみにいきました。
「カフカ 田舎医者」という山村浩二のアニメーションです。私ははじめて山村浩二の作品を観たのですが、物が動いたり(=animate)、形を変えたりするというアニメーションの根源的な喜びを感じさせられました。

最近のアニメーションはCGをガンガン使ったリアルなものが多いですよね。例えば『スキャナー・ダークリー』とか、『鉄コン筋クリート』でさえ、1つのトーンというか、表現手段としてアニメが採用された感じがします。監督にとって、実写と並列にアニメという選択肢がある、というか。

そういった映画とは一線を画して、例えばノートや教科書の隅に絵を描いて、ぱらぱら漫画を作ったときの意外なくらいの感動の延長線上に、山村アニメはあるように思いました。作者がアニメを作るのが好きで好きで溜まらないに違いないと思わせる、実写やCGでは出し得ないようなキャラクター達の動きを見ていると、それだけで幸せな気持ちになれます。

2008年1月18日 19:04 | コメント(0) | トラックバック(0)|