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写真美術館でやっている木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン展にすべりこみで行ってきました(展示は2/7(日)まで)。
名前は聞いたことがある、という無知っぷりで行ったのですが、とてもよかったです。

写真がちょっともわってなるのはライカの特徴なのでしょうか。自分が知っている(と思っている)土地の50年前が切り出されたのを見ると、ちょっとどきっとします。知人の別の面を見たような。

私たちは時代性とメディアを頭のなかでごったにしているんだ、ということを感じました。
例えば、木村伊兵衛が撮った谷崎潤一郎の写真があったのですが、デジカメに収まる谷崎って全然想像がつかないです。村上春樹が「原稿用紙とペンでなければ谷崎の文章を書くのは困難だろう」と言っていたのを思い出したり。

カメラが現実を捉えきれないというのは、当時は思想的以前に技術的な問題としてあったと思う訳です。
でも技術が進歩して見たままに限りなく近い色と鮮明さでイメージを量産できるようになった今は、逆にスタイルとしてライカとかロモとかTiltShiftとかが流行ってますね。技術がどこまで進歩しても、やっぱりある視点がファインダーを通して切り取る以上、≠の関係性が変わることはないでしょうに。

未来から振り返ったときに、私たちの時代性を表象する視覚表現は何なのでしょうね。

ところで木村伊兵衛をIheeと書くとフレンチぽくてかっこいいですね。

2010年1月31日 19:55 | コメント(0) | トラックバック(0)|


Anish Kapoorのexhibitionがライブ中継されてます。

anish.jpg

彼の作品は、有機的な幾何学形というか、なめらかで均整のとれた形のものが多いと思います。その中で、この作品は異質というか、アグレッシブな感じですが、なぜか、底には共通の静謐さを感じるんですよね。

ずっと見てれば「ボムッ」て瞬間が見れる。はず。

2009年12月 7日 10:38 | コメント(0) | トラックバック(0)|


salgado.png

なんか話題になってるなーくらいの感じで、セバスチャン・サルガドの「アフリカ」を観に行ってきました。

結果、すごくこころゆさぶられたので、感想とかもう書かない。

アフリカにも報道写真にも造詣が深くない人でも(私がそうですが)、お勧めです。
「電信柱エレミの恋」も1Fで公開してた。こっちも気になる。

2009年11月 2日 01:13 | コメント(0) | トラックバック(0)|




直島にいってきました。

直島にはベネッセアートミュージアム地中美術館というギャラリーがあって、どちらも安藤忠雄のデザインです。

安藤忠雄の建物は21_21 design sightと表参道ヒルズしかいったことがなかったのですが、二つの美術館を見て、本当にすごい人だ、ということが改めてわかりました。

21_21 design sightでは、すべてが企画展なので、そのたびに鑑賞する順路が変わったりと、建物の表情は変化します。それに対して二つのギャラリーはどちらも常設。空間と作品がぴったりしていて、なんて贅沢なんだ!と感動してしまいます。

地中美術館の展示品の一つがモネの睡蓮で、「え〜今更?」と思いましたが、ごめんなさい。完全に見くびっていました。なんですかね、背な毛が立ちましたよ。
アップダウンが激しくて、自転車で行くとおそろしい目にあう立地ですが、行く価値はアリ、です。(ちゃんと無料シャトルバスがあります)

アートミュージアムのほうも、贅沢な空間でした。21:00までやってるので、ごはんをたべてから行って、安田侃(やすだ・かん)という人の作品にねっころがって夜空を眺めると最高です。
リチャード・ロンの作品もあのロケーションだとなんかすごいよかったですね。美術史の教科書だけで見て、わかった気になっててごめんなさいです。

わかりやすく感化されて、ミュージアムストアで安藤忠雄氏の本を買ったら、なんとサインがついてました。大事にします。。

2009年10月 3日 21:09 | コメント(0) | トラックバック(0)|


日本未来科学館のメディアラボに友達をむりやり誘って行ってきました。
楽しいとこなんですけどねえ、ついおっくうになってしまう立地と交通費です。

さて今メディアラボに展示されているのは「微笑みトランジスタ」というタイトルの作品群。クワクボリョウタ氏というメディアアーティストの作品です。

メインの「シ'|フ'|ン」と「ニコダマ」の実演は残念ながら終わってしまってましたが、実際に使っている様子のデモは見れました。

いちばん好きだったのは「ヴォモーダ」というテレビ電話です。64bitくらいの荒いピクセル画でテレビ画面に表情が現れます。話の内容に関係なく、いつでもにこにこしてるのがポイント。そして電話機自体のデザインも60sぽくてすごくかわいいのです。この電話が内線だったら、すごく社内の人間関係がスムースに行きそうな気がします。経理室からの呼び出しだってへっちゃら!です。多分。
電話のコミュニケーションて、メール全盛のいまや割と丁寧というか、人間度の高いツールと思ってしまいます。でも、対面と比べて情報が制限されている分、なんかコワいですよね。初めての人への電話とか、対面より緊張してしまいます。でもこの「ヴォモーダ」はその未知の領域を一方的にポジティブな情報で埋めてしまうというところがすごく画期的です。

他の作品を見てみても、クワクボ氏の作品は「生活になくても死なないけど、あるとすごくいい!」というものばかりでした。
コミュニケーションの間というか、「ことばで伝えきれないもの」を補填するのがデジタルメディアだなんて、なんだか素敵な発想です。

そういえば、谷崎潤一郎もエッセイでしっぽが欲しいと書いてました。和装の谷崎がしかめっつらで「シ'|フ'|ン」をつけて歩いてるところを想像するとかなりシュールです。

2009年9月24日 11:24 | コメント(0) | トラックバック(0)|


「骨」展にいってきました。
中村勇吾氏の作品目当てでしたが、他のものもすごく面白かったので、ご紹介。
キュレーターの山中俊治という方は、インダストリアルデザイナー/慶応SFC教授だそうで。ハルキゲニアの開発に携わってらっしゃるんですね。全然しらんかったー。

Been to the "Bones" exhibition held at 21_21design sight, Roppongi. My main purpose was Yugo Nakamura's work, but there were much  more than I was expecting.
This gallery has a unique system in which creative individuals curate each exhitition. This time, the curator is Prof. Toshiharu Yamanaka, leader of industorial design team leading edge design, and also teaches at Keio University Shonan Fujisawa Campus(SFC).
 

その山中研究室の作品「Flagella」。
Work of Yamanaka study group at SFC titled "Flagella".


「鞭毛」という意味だそう。人体のなかで唯一回転する器官、という説明があったような。ただまわっているだけなのに、こちらになにかを求めている感じがして、おもしろいです。

Simply a bunch of curved tubes put togather, rotating. However, they seem as though they are trying to make contact with the visitors.



もひとつ山中氏がかかわった作品「骨からくり『弓曵き小早舟』」。
Other exhibit supervised by Prof. Yamanaka.

yumihiki.jpg運良く実演を見ることができました。たまに不調はあったものの、後ろのハンドルをまわすだけで、矢を手に取る・弓につがえて・的に向かって・放つ、という一連の動きをするのはすごいです。
あえて木だけにし、塗装もほどこさなかったのは山中氏の案。うっすらと鼻とおぼしき稜線のある顔に、勝手に表情を加味してしまうのが人のこころの不思議です。

Wind up doll that shoots an arrow.
This kind of state-of-art craft dolls were created in Edo period, and Shobe Tamaya, who created this work  is the 9th generation of wind up doll craftman family.
I was luckly around when the live demonstration was performed. It is pretty impressive a wodden doll picks an arrow, fit it to the bowstring, shoot at the target, by rotating a little handle behind him.
It was Prof. Yamanaka's idea to leave the face (and the entire body) bare naked. (it usually gets eyes and noses with curving and painting). We can somehow distinguish noseline, and start to 'see' expressions on his face.




「WAHHA GO GO」/明和電機
いまタイトルの駄洒落に気付きました、、、
work by Meiwa-Denki, an artist unit.


「笑う」だけのロボット。お腹のところの円盤をまわしてやると、首のところのアコーディオンがどんどんふくらみ、あたまがそっくりかえったとおもったら妙な音をだします。笑い声というよりも、実在しないおおきな生き物の嗚咽のような感じ。頭の部分のデザインがグロテスクで素敵です。

"Wahha- Go-Go" is a machine created for one purpose : to lauch. The laughter actually sounds more like a moan of some strange animal rather than laughter. In the clip above, Michinobu Tosa, the "president" of Meiwa Denki keeps saying "I hate this artificial intelligent thing,,,". The alien-like head part with large mouth now looks like an anti-thesis to current trend.


骨の写真/湯沢英治

yuzawa.jpg動物の骨の写真。なんの動物かな、とクイズ感覚でみると結構たのしいです。シュモクザメの頭蓋骨って、すごいヘンなかたちなんですね!



工業製品のX線写真/Nick Veasey

veasey.jpgX線写真になると、みなれた家電が急に繊細ないきものに見えてきます。人とかはX線透過されて残るのは体を支えるためのものだけど、工業製品はエネルギーの流れになる。という解説が確かありました。なるほどエネルギー自体は目に見えませんが、銅線とか、モーターとか、電力を伝えたりそのカタチを変えるための器官が可視化されているのですね。

Galvanic FrameMONGOOSE STUDIO

galvanicframe.jpg負荷に反応してジョイント部のLEDが光るベンチ。実際は写真のように全部は光らず、座って体重がかかっている部分が光ります。なんか痛そうでごめんね重くて、とおもってしまいます。

CRASH/中村勇吾
トラス構造の数字がゆっくり落下してこわれる時計。
トラス構造って?  "主に鉄橋や塔に使用される構造形式のひとつで、三角形を基本にして組んだ構造を持った立体。"だそう。東京タワーもこれなのかな?多分赤くなっているところにエネルギーというか、負荷がいっているんだと思います。Galvanic Frameと似てますね。
展示されていたものは上のよりもさらにこまかい構造でした。処理が大変らしく、一つのパネルというか、数字につき一つのパワーマックがあてがわれてました。
上のバージョンはthaのプロジェクトとして販売もされています。



2009年8月 3日 15:17 | コメント(0) | トラックバック(0)|

neoteny.jpg
上野の森美術館の「neoteny japan」展に行ってきました。
「高橋コレクション」と名付けられていて、精神科のお医者さんの所蔵が今回公開されたそうです。
個人の所蔵って、どれだけ金持ちやねん。(えせ関西風)と、友達と話しながら鑑賞してました。科博3Fのヨシモトコレクションも半端ないですけどね。あれはご本人が家族を食べさせるためにしてた狩猟が高じたものだそうです。なんかすごい。

日本のコンテンポラリーアートに興味がありながら、これだけまとまったものを見たのは初めてでした。で、やはり会田誠は天才という結論に勝手に至りました。なんというか、スタイルを超越しているって、すごいことだと思います。

neotenyとは幼形成熟と訳せるみたいです。意味がよくわかりませんが、もし「年齢や性的には未成熟でありながら、精神的には成熟している」みたいな意味だったら、なんか逆かなーと感じます。みんな大人になりたくないない病というか、大人にならなくて済む環境を現代は整備していると思いますし。
私はsuperflatについてた東浩紀の解説をよんでこういうことに興味を持ったので、そのラインでしかものをみれないのかもしれないです。

まあそんな私見はさておき、大変見応えのある展示でした。
おみやげ売り場も充実してましたよ。(←大事)


2009年7月13日 20:35 | コメント(0) | トラックバック(0)|


nakahara.png
さっきなにげなくワタリウムにはいったら、B1Fに中原昌也の作品が展示してあってすごくよかったです。好き嫌いはあると思うけど、描こうと思ってもなかなかあんな絵は描けないですよ。すごい人だ。

2009年4月15日 18:53 | コメント(0) | トラックバック(0)|

森美術館のエキシビジションにいってきました。
すごくおもしろかったです。

インドっていろいろな側面があるんだな、っていうことがよくわかります。イギリスのコンテンポラリーアートを思わせるようなconceptual でprovocativeなかんじを主軸にしつつ、急発展を遂げる母国への複雑な思いもかんじられます。

ファントムIX-B/トゥクラール&タグラ  


たしかPenでもとりあげられていました。
村上隆風というか、ポップでグラフィックで、一般受けが良さそうな人たちです。お部屋の一角を作ったインスタレーションもあって、壁紙とか、色遣いとかかわいかったです。


ラクシュミー「先住民の類型」より/プシュパマラ・N
こ の人の作品は私が受講していた文化人類学の先生が好きで、よく取り上げていました。インドって、写真館で記念写真を撮る習慣が根強くあるらしく、でも日本 と違うのは、背景にタージマハールだの、家電でいっぱいのお家だのの書割りがあるところです。上手なものもあるのですが、大抵パースがちょっと狂ってたり して、見る人の微笑を誘うわけですが。そういう現代の文化と、イギリス人に物扱いされて「寸法」を計るために録られた写真とをモチーフにして展開した作品 たちです。
シンディーシャーマンとか、森村泰正を思ってしまうのは安易でしょうか。


格差の死/ジティッシュ・カッラト
1 ルピーの現実。1ルピーのコインの両面を描いた、分かりやすいインスタレーション。レンチキュレーションシート(なんか最近ちょっと進化してません?)を 使って、1つは「インド全土に1ルピーで電話できまっす!」というニュース、もう一つは「1ルピーがなかったために自殺してしまった少女」の話。命の重さ も、1ルピーの重さも、まだまだ平等ではないのですね。


心因性記憶喪失/バールティ・ケール
インドで既婚女性が身につけるビンディーが壁に規則正しく貼られています。よくわかんないけどかわいい。


無題(シャドウ 3)/シルパ・グプタ
これはオーディエンスが通路を通る→影が壁に投影される→影にむけて上から直線が引かれる→直線をつたってごみ(の影)がおちてくる。というしくみ。たらたら歩いているとごみまみれになってしまいます。かなり愉快な作品。やぱしインタラクティブはいいですね。








2009年3月 2日 19:14 | コメント(0) | トラックバック(0)|

上野の秋は、もやしもんに醸されてます。
3連休に行ったら、入場20分待ちでした。家族連れもいっぱいいて、異様に詳しい子どもがおとーさんにレクチャーする図、なんかも見受けられました。
子どもの科学離れとかいってるヒトもいますけど、あんま心配いらないんじゃないかな。結局こういうの好きな人は常にいますよね。
会場のあちこちに作者直筆のもやしもんキャラたちがいるのもファンの人には嬉しいですね。


人気のマンガとコラボするなんて、すごく賢いと思いました。
キュレーターの人は民間企業から転職したようです。

2008年11月10日 15:13 | コメント(0) | トラックバック(0)|


murano.jpg@パナソニック電工 汐留ミュージアム。
最終日すべりこみでいってきました。結構こんでました。
この人のことを全然しらなかったのですが、デカい建物を沢山やっているんですね。
ハコもつくって、ドアの取手とか椅子もデザインするなんて、凄いです。
この人のデザインはラインが優しくて、人をつつむような感じがします。
晩年に作った新潟の美術館がコルビジェぽくて、行ってみたいと思いました。

2008年10月27日 15:53 | コメント(0) | トラックバック(0)|


デートスポットの森美術館に一人で行ってきまいた。カップルがいっぱいいたよー。

コンテンポラリーアートは見てて楽しいんですが、なんかこう、ぐっとくるものがないんですよね。
この人の作品も、ユーモラスで、かわいくて、ちょっとダークで、フランスぽいなあなどと思うのですが。自分の周りの時間が止まるような鑑賞体験ではなかったです。
まあでも鑑賞体験に「ぐっとくるもの」を求める発想自体が古くさいのかもしれないし。

お土産売り場で蜷川実花サクマドロップス(ハート型!)を売ってたのでお買い上げ。

2008年10月27日 15:51 | コメント(0) | トラックバック(0)|


ekisyou.jpg
楽しかったです。
森村泰昌はやはりすばらしいですね。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を演じているのだけれど、ビデオインスタレーションで時間軸をとりこんでいるのが面白い。この絵は少女のふりむきかたがとてもドラマチックで、なんだかいろいろ想像してしまう。その想像をかなり確信犯的に実行しているあたり、さすがです。瞬間がかさなって時間になっていく感覚がよかったです。
フェルメールのスタジオを再現してあって、机の上になぜかどらえもん17巻が置いてありました。
あとチウ・アンションという人の作品が、これは液晶絵画というよりアニメーションでしたが、よかったです。遺伝子組み換えとか、クローニングを多分テーマにしているのですが、「寄生獣」チックなへんないきものがいっぱいでてきてました。
中国のアートおもしろい。森美術館も行ってみようかな。

2008年9月 3日 16:20 | コメント(0) | トラックバック(0)|


日曜日にggg中村勇吾展にいったら閉まってました。

がーん。

ということで、その足で六本木の21_21 DESIGN SIGHT(なんてよめばいいのやら)にいってきました。

浅葉克己ディレクションの「祈りの痕跡。」展。

inori.jpgタイトルが抽象的でいまいちわかりづらかったのですが、浅葉氏にとって「文字」が祈りの痕跡そのものなのでしょう。
世界中の新聞、文字通り亀甲に刻まれた字、書托などなど。文字、とくに漢字は字そのものに力があるな、と思わせられます。

建物もつぎつぎと空間が繰り出されてきてたのしかったです。
安藤忠雄デザインなんですね。

こんなコンセプトありきの展示はなかなかめずらしいように思うので、これからもっとマメに通おうとおもいます。


2008年8月18日 17:31 | コメント(0) | トラックバック(0)|


taiketu.jpg国立博物館の巨匠対決を観てきました。

初めて行ったのですが、国立博物館てひろいんですね。ゲート入ってから平成館に辿り着くまでに行き倒れそうになりましたよ。
混んでてよく観れなかったのが残念ですが、素晴らしい展示でした。若冲の描いた鶏を観れただけでも充分です。俵屋宗達の奔放さとか、瀟白の大胆さとか、やはり実物は違いますね。
「対決」というテーマのキュレーションの仕方も秀逸で、解説の文章を読むだけでもココロ踊る展示です。

2008年8月 5日 18:19 | コメント(0) | トラックバック(0)|